簡易量産型MS | |
Modelingd by K-TARO___ | 写真の上のタイトルをクリックしてもらうと 大きな写真が見られます。 |
はじめに | これは私が電撃HOBBYマガジン誌に持ち込みをした時のGMです。持ち込み前の作品はダメージ表 現が入っていない状態で写真を撮っています。こちらはめこむ氏のHPのコンテンツの一つ「GM天国 協会」に投稿作品としてUPしていただいております。そちらと見比べてみるのも一興かと(^^;) 「GM天」の方のコメントには「まだ作品が帰ってきていない」と書いてありますが、現在は自分の手 元に帰っています。ちなみにダメージは右側を中心に入れています。これは「左側はシールドで守られ ているはず」という思惑によるものです。その分シールドには派手にダメージを入れて有ります。この 作品をきっかけにライターとしてデビューすることになった思い出深い作品です。制作期間は約1ヶ月 半。プロポーション、ギミック、ディテール等、出来るだけの要素を突っ込んでいます。 | ||
---|---|---|---|
全身前面 |
完成全身図です。大幅にプロポーションを変更し、変にスマートな印象のあったMG(マスターグレー
ド)を出来るだけ自分のイメージ(昔風のプロポーション)に合うように改造しました。 ★主な改造個所 頭部:左右1mmづつ幅増し。丸い印象になるように削り込んでいる。 胸部:襟をコクピットハッチ方向から短く詰めています。肩関節はBジ ョイントに。GM2風のセンサーを追加。 腕部:下腕を前後左右で1mm幅増し。手首カバー追加。肩にスラスタ ー追加。 腰部:フロントアーマー大型化(ふんどしと面一にする)スプレーガン ラック新造。 脚部:ももで延長・すねで短縮(身長は変わってません)足首の外側を 膨らませている。シリンダーは擬似可動。ふくらはぎのハッチの開閉方法を変更。 背中:バーニアを大型化。バズーカラックを折りたためるように改造。 |
全身背面
| |
バストアップ
|
バストアップです。胸部センサーが収納されているのが解りますでしょうか?腕のスジボリは腕が細く 見えないように横のスジボリをメインに入れています。肩のマーキングはインスタント・レタリング( インレタ、ドライデカールと呼ばれるもの)で入れました。数字の312は「ティアンム艦隊の3番艦 第1小隊2番機という意味のつもり。本当はTの文字も入れるつもりだったけど良いデザインが思い浮 かばなかったの(笑) | ||
コクピット
|
GMのコクピットハッチは、やっぱりここで開かないとイカン!ってことで開けてみたけどちょっと失 敗したかも知れない……。まぁ上へ跳ね上げる分には問題無いのだが、キットのコクピットハッチの真 ん中にスジボリが1本入っていたのである。ここで折れ曲がる様になっているはず、ってことで曲げて みたが……→の通り、曲げると人が入れなくなってしまうのだ(笑)まったくの無駄な工作。苦 労したんだけどなぁ(笑)Tジョイントで4重関節になってます。もちろんコクピットブロックも上へ 開きます。余談ですがフロントスカート(左側)に被弾跡が有りますが、これはシールドでよけそこな った弾が跳弾して当たったという設定の傷痕。シールドの右側下段辺りにかすった跡を再現してありま す。 | コクピット2
| |
腕部
|
腕は細い印象がある為、下腕の4面に0.5mmプラ板を貼っています。これで1mmの幅増しと同じ 効果です。接着面でプラ板を挟んでも良かったのですが、全面に貼った方が後の処理が楽なのです。ど うせスジボリは入れ直すんだし。手首の所はくり貫いてしまい、バーニアパーツで作った手首カバーを 手首側に接着しています。一時期以降の定番工作ですね。手首の甲にも1mmプラ板を貼って大きくし てあります。肩アーマーにはGM2風にサイドバーニアを増設しました。これは市販のバーニアパーツ とエポキシパテで出来ています。GM2風と書きましたがイメージはガンダムのロマンアルバム(映画 版)1のスタジオぬえ宮武氏のイラスト「虚構の虚空」からです。このイラストはある意味今でも一番 のお気に入りです。腕のスジボリは細く見えないように横を基調に入れています。 | ||
ビーム スプレーガン ラック |
右腰に設置されているビームスプレーガン・ラックはキットではタボを差し込むだけの簡単な機構のも のでスプレーガンに接続用の出っ張りが付いているのだが……これはどうにも好きになれなかったので もっとちゃんとした物にするべく作り直しました。 | ||
ガンラック1
|
1)閉じている所。 閉じているときに出来るだけみっともなくならないように気を付けました。 |
2)外装の蓋を開ける。 蓋は0.5mmのプラ板に2mmのプラパイプを接着してあります。 |
ガンラック2
|
ガンラック3
|
3)アームを上へ跳ね上げる。 アームは0.5mmプラ板3枚の積層で可動部分は上下2枚の出ている物と真ん中の出ているものを作 って真鍮線でつないでいます。 |
4)下の受けを展開する。 アーム部分だけだとスプレーガンがブラブラしてしまうので下側に受けを作りました。1mmプラ板を 2枚積層して出来てます。 |
ガンラック4
|
ガンラック5
|
5)ロックを外す。 アーム上部にはスプレーガンをセットしたときに開いてしまわないようにロックを設けました。 |
6)アームを開く。 アームは後方(写真では前方)のみ可動します。両方動かすと強度が不足してしまう為です。 |
ガンラック6
|
ガンラック7
|
7)スプレーガンをセットする。 スプレーガンの後方の円柱部の細い所をアームでつかみます。 |
8)アームをロックする。 最後にロックをかけて終了です。意外と強度があるのですが、手順を間違うと壊しそうになります(笑) |
ガンラック8
|
背部 ハイパー バズーカ ラック |
背中のバズーカラックが新設されていますがこれが有るとシルエットがガンダムと変わらなくなってし まうのと、使用時以外はしまっておいた方が良い、とのことで折りたためるように改造してみます。基 本的にはLジョイントで曲げているんですがそのまま2つ折りにしてしまうと、曲げた所がみっともな いので0.5mmプラ板で蓋を付けて有ります。 | ||
バズーカ ラック1 |
1)収納状態 折りたたんだ状態です。意外と背中側へ出っ張りますがそんなに気になりません。 |
2)カバー展開 0.5mmのプラ板で出来ています。真鍮線で可動軸が通して有りますがその部分を隠す為にマイナス モールドを貼っています。 |
バズーカ ラック2 |
バズーカ ラック3 |
3)バズーカ押さえ展開 キットで固定だったバズーカ押さえのパーツを可動にしました。キットパーツを切り離して0.5mm の真鍮線でつないだだけ。ここも隠し用にマイナスモールド使用。アームは約5mmほど伸ばして有り ます。 |
4)ラック展開 Lジョイントで2重関節になっているラックを起します。この後バズーカを引っかけて押さえを戻して 収納完了です。バズーカのフックを紛失してしまった為(汗)写真が撮れませんでしたが……。 |
バズーカ ラック4 |
脚部
シリンダー |
脚部は全体の長さはとりあえず問題ではないのですが腿とすねのバランスがおかしいような気がします 。これはこのキットに限らず、最近のバンダイのキットの特徴の様です。そこで腿をほぼ中間の所で切 り離して3mm延長し、すねは脹脛の下5mm位の所を切断して3mm詰めて有ります。すね側はライ ンの修正にポリパテを使いました。ふくらはぎのハッチはただパカっと開いてしまうのが嫌だったので 上へスライドするように開けてみました。Tジョイントを使い、2重関節にしています。足首のシリン ダーは細くて貧弱な上に一体成形なので切り飛ばして新造しました。3mmプラ棒と5mmプラパイプ で作ったシリンダーを2本まとめて接着してしまいます。すね側(3mmプラ棒側)に真鍮線で輪を作 り、すねパーツを接続しているタボを通しています。解るかなぁ?銀色の部分には市販のアルミテープ を貼って有ります。足首の赤いパーツの外側に1mmプラ板を貼り、外側へ膨らませました。少しでも 落ち着いたプロポーションを得る為です。 |
脚部2
| |
おわり | GMは好きなMSでもあって総力戦の様な力の注ぎ具合ですが趣味の作品として完成品は今の所これが 最後なのはちょっと悲しいですね(苦笑)他のものも手を付けているものが有るので随時完成次第更新 していく事にしましょう。 |