RX178
脚   部

すねフレーム _____________ 切 り 欠 き 場 所
すねフレーム __ 切り欠き場所
 脚部はすねからの解説。ももは特にいじる必要が無いのでここでは飛ばします。そのすねですが、ここがこのコンテンツを立ち上げるきっかけになった場所です。電撃HOBBYマガジン2002年7月号のキットレビュー記事中にこれとほぼ同じ写真が掲載されているのですが、白く塗った切り欠き部分が少なすぎてこれではタボがフレームの角に引っかかってしまって、絶対に後ハメは不可能なんですね。そこで接着を前提として推し進めてみました。すねフレームの取りつけタボは3本有りますが。中央の物は下から押し込んだときのストッパーとしての役割を持たせることにします。ここも「パチン」とはめるように狭く削ると装甲部の割れを引き起こす原因になりかねないので、ゆるくても広めに削ってしまいます。もちろん、慣れている人はパチンとはめられるように残しておいてもOKですけど。左右の2本は約2/3を削り取ってしまい、左右のずれを防止させる役目を持たせます。そして写真は撮りませんでしたが、すねフレーム側のピンは焼く半分の長さに切り詰めておきます。これで装甲を接着しても足首側から後ハメすることが可能になります。ただし、広めに削った場合は接着が必須になります。接着する時はフレーム側のピンとピンの基部き接着剤をつけてやるといいでしょう。後述のすね横のスラスターの後ハメをする時は最後まで接着するのを待たねばなりませんので注意!
 続いて膝関節の後ハメ加工です。これはモモ側は後ハメ方式になっているのに、膝側はポリパーツがはさみ込まれていて、それをすねで挟み込む形になっています。一見難しそうに見えますが、やってみると結構簡単です。これも片側30分程度の加工で済みます。まずは膝の内部構造を把握しましょう。右上の写真が未改造状態です。ポリパーツが昔の物の流用で使われているのが解ります。この軸付きのポリパーツを利用してやりましょう。切り取り場所(1)の白く塗った部分を切り取って膝をモモ方向へ抜き差しできるようにしてみることにしました。切り取ってみると左下の1次切り取り状態になります。パーツのすね方向に、ポリパーツが抜けるようにポリパーツの幅分だけ切り取っています。この時膝関節のチューブの基部も切り取ってしまうことになりますが、特に強度に問題があるわけではないのでこのままで行きます。ディテールにこだわる人はグラスチューブなどに変えちゃうだろうし。 膝間接内部
膝関節内部

切り取り場所(1)
切り取り場所(1)
1次切り取り終了 ___ 切り取り場所(2) ___ 切り取り場所(3)
1次切り取り終了 ___ 切り取り場所(2) ___ 切り取り場所(3)
切り取り終了
切り取り終了
 んで、これを見てもらうと解りますが、膝パーツ横に穴が開いていますが、これはすねパーツの軸を通す部分なのですね。この部分も切り欠いてやらないと後ハメにならないので、切取り部分(2)(3)の様に切り取ってやることにします。この時穴の直径以上の幅に切り取ってしまうと組み立てた時に見えてしまう可能性が有るので注意しましょう。仮組みを繰り返しながら慎重に。
 というわけで完成形です。これで強度も十分で簡単に取り外せるようになりました。ポリパーツの軸がはめ込みにぴったりなんですね。もしやこれを想定して設計したんじゃないかと思うくらいに……(^^;)。組み立てた後も切り取った部分は全然わかりません。(なんか上野のお医者さんの広告みたい(爆))
加工完了(1) ________ 加工完了(2)
加工完了(1) __ 加工完了(2)
 足首を見てみましょう。さすがの可動範囲!と喜んでいられないくらいのスカスカ感があります。これはちょっとみっともないことになりそうな気配。シリンダーを作りなおした位じゃそれほど効果はありません。特に後ろから見た時にはボールジョイントの軸が丸見えです。これを解消する為に少々悩んだのですが、結局手首と同じようなカバーを付けてやることにしました。
足首の隙間 _____ 足   首 ____ 足首アーマー
足首の隙間 _ 足首 _ 足首アーマー
 左上の写真を見ると明らかに隙間が開き過ぎです。軸を切り詰めてもいいのですが、あえてカバー製作に踏み切ります。まず右上のようにアーマーパーツの軸を切り詰めて短くして置きます。これは後ハメのため。ピンの下側を斜めに削っておくと、はめやすいです。さらに中央上の写真を見ると、足首側の受け部分の上側を斜めに削って「入りやすく抜け難い」状態にしてあります。そしてカバーの元登場(笑)。足首には大きい四角型のパーツが欲しかったのでUバーニア(角)から持ってくることにします。右下がパーツのままの物。その隣が加工したものです。これは中央に1mm→2mm→3mmのピンバイスで穴を開け、丸棒ヤスリで穴を広げた物です。軸のボールが通るくらいまで広げてやればOKです。その前方はすね側フレームの出っ張りが引っかかって前に動かなくなってしまう為の逃げとして切り欠きを作ってあります。これを足首に乗せてみると左右のアーマー受け基部が邪魔になって思ったより動かなくなってしまいます。そこで中央上の写真をもう一度、アーマー基部の内側(左足なら右側)を少々切り欠きます。これでカバーパーツのクリアランスが取れる為に足を開いても大丈夫です。カバーパーツとの仮組みをしながら削り範囲を見て削ります。カバーの4角を面取りしたかったのですが、思ったより肉厚が薄いのでそのままです。 Uバーニア(角)
Uバーニア(角)

バーニアパーツ _ 間接カバー
バーニアパーツ 間接カバー
カバー取りつけ _ 動かしてみる(1) _ 動かしてみる(2) _ 動かしてみる(3)
_ _ _ 動かしてみる(3)
 取りつけてみると結構骨太感が増して良い感じなんじゃないでしょうか?どうでしょう?動かしてみると結構良く動きます。さすがにカバー無しより動きを制限されますが、カバーのふちの高さを調整すればもっといけそうです。内側を斜めに低くしてやるとか。足首なんて外側には開くことはめったにないはずなんでこれで十分でしょう。ただ、(3)のようにひねりを加えるとちょっと変な風に浮いちゃうんですね。もうちょっとクリアランスを取れば何とかできるかな?軸を通す穴をもっと広げちゃうとか。まだまだ始めての試みなので要研究です。
スラスター分割 __ 削る場所(1) __ 削る場所(2) ___ 削り終わり __
スラスター分割 _ 削る場所(1) _ 削る場所(2) _ 削り終わり
 すねのスラスターは左右がくっついた状態の物をフレームにくっつけておいて、アーマーで挟み込む方式。これも後ハメが可能です。まずつながったパーツの左右を切り離します。中央のつないでる部分は完全に取り除いてしまいます。次に赤く塗った部分を削り取ってしまいます。これは後で説明しますが、はめる時の逃げになるのです。そして外周全体を棒ヤスリで「微妙に」削って、入れる時にきつくない様にしておきます。この微妙さも仮組みしながらやりましょう。棒ヤスリより#400くらいのペーパーに当て木をして削る方がいいかも、って位に微妙です。やりすぎると装甲との間に隙間ができてしまうのです。削りすぎたら慌てずに0.3mmプラ版を這いつけて成型してから削りなおしましょう。
取りつけ方向
取りつけ方向
 削り終わったらすね装甲にフレームを取りつけて、仮組みをしてみましょう。フレームに開いた縦長のスリットがスラスターの取りつけ穴になってます。装甲に取りつけてしまうとこの穴を視認することが難しくなるのでフレームの穴位置をよく覚えておきます。そして装甲の外側からスラスターパーツを入れるのですが、真横には入っていきません。多少下側から斜め上に向かって入れていきます。そしてフレームに当たったら、スラスターを水平にしてやる感じで押し込むとぴったりはまります。左の写真の矢印のような感じで動かします。写真の状態は最初の斜めから入れる状態を瞬着で固定して再現してあります。実施ア刃これを装甲のついた状態でやるわけです。でも最初のスラスター削りができていると簡単にはまります。でもゆるくなってますのでここも塗装後に接着してやる必要があります。接着する時はプラスチック要の者を使って位置決めをゆっくりやったほうがいいでしょう。瞬着だと間違ったら修正が大変ですので。注意としては、スラスターを接着するとフレームは装甲から抜けなくなるので「装甲の接着」→「フレームの接着」→「スラスター接着」の順番で行うこと。すねの後ハメをしてあるなら、何度も仮組みしてどうなっているのかを確認しましょう。

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