はじめに |
1/144サイズの手すりはどうやって作ろうか?というあるさんの質問により考えてみました(^^;)スケールは大きさを変える事で対応できますので、各スケールに使用できると思います。質問の中にホッチキスの針という単語が有り、これを使ってやってみようと思い立ちました。 | |
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ホッチキスの針
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針分離
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今回使用したホッチキス(ホチキス)の針。横幅が約9mm、足の長さが5mmです。手すりを作るという事で、実際の手すりの幅を考えてみると、両手で握って余裕のある長さ、40Cmくらいであると思います。これを1/144にすると、2.77mmまぁ約3mmと考えましょう。そうするとやはりこの針をそのまま使うと大きすぎますので、小さくしていく加工をします。 | |
針をつかむ
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針を曲げる
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作業は至って簡単。ラジオペンチで針の足をつかんで曲げてやるだけです。この時にペンチでつかむ場所によって手すりの幅が変わりますので、ペンチの方に目印を付けておくといいでしょう。写真の赤矢印の方に軽く引っ張りながら、白矢印の様にペンチを90度回転させてやるだけです。ゆがんでも3〜4回はやりなおせます。針は柔らかいのでそれほど力を入れなくても曲がってくれます。 | |
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曲げた針
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大きさ比較
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針を曲げたところ。片側だけ曲げた物と、両側を曲げた物、そしてそれを切り離した物です。切り離す時はペンチでやってもいいのですが、プラスチックが切れなくなったニッパーとか、金属線用のニッパーなどの方が切りやすいです。柔らかいのでプラ用ニッパーでも切れますが、刃をいためる危険があるのでお勧めしません。切り出した手すりは足の部分をそろえておいた方が良いでしょう。#400の紙やすりで簡単に削れていきます。そして出来あがった手すりをFGガンダム(1/144)のランドセルと比較してみました。これで幅が約3mmになっています。 | |
取り付け穴
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硬化促進
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手すりを固定するには、瞬間接着剤を使用しますが、それでもそのまま付けたのでは接着面積が足りません。そこでピンバイスで取り付け用の穴を開けてやります。針の太さからすると0.6〜0.7mmの穴を開けてやると良いです。0.6mmでも144倍したら86.5mmと太過ぎるのですが、そこはしょうがないということで。もっと細い物が欲しい時は0.3mmとかの真鍮線を使用しましょう。そして補強として瞬間接着剤の硬化促進スプレーを吹きます。硬化スプレーはプラの表面を若干荒れさせるので注意。穴の方に瞬着をたらせて、手すりのほうにスプレーしたほうが良いかも。 | |
瞬 着
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完 成
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瞬間接着剤を手すりに付ける時は、あらかじめランナーのプレートの上とかに瞬着をたらしておき、ピンセットやラジオペンチでつまんだ手すりをちょんと付ける様にしてやるといいです。そして手すりを取り付け穴に差し込んでやれば完成です。取り付け前に周辺のヤスリがけや表面処理は終わらせておきましょう。ここまでで20分くらい。数をそろえるのは大変かもしれないけど、10個ぐらいならすぐです。AFV的な表現には結構効果的ですので試してみると良いでしょう。 | |
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