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地球連合軍 試作型MS
GAT−X105

ストライク

エールユニット
Modelingd by K-TARO

塗装の下準備
下準備  これからは実際に塗装しながら見ていくことにしますが、1人で作業しながら写真撮っているので、両手での作業中にはシャッターが切れません(^^;)
 その為、写真からは読み切れない所もあるかと思われますのでご了承くださいませ。
 それと、今回は部分塗装に範囲を限定しております。
 全体塗装も基本は同じですのでチャレンジしてみてくださいませ。
 ●後ハメ加工
 塗装の下準備として、塗装前の作業は全て終わらせておくことが大事です。
 組み立ててしまってからでは色の塗れない所、塗りにくい所があるので全てを終わらせておくことは難しいと思いますが、塗装を少しでもやりやすくする工程が後ハメ加工です。
 パーツを張り合わせ、塗装してから組み立てられるようにするのが目的になってきます。
 今回は、特に難しくない工作だけをやってみましょう。
顔 後ハメ
(前)−→(後)

顔後ハメ(前後)
 ●顔の後ハメ
 顔は細かいので塗りにくいと思いますので、ヘルメット接着後にはめられるようにしてみたいと思います。
 写真の左側が加工前で、右が加工後。
 顔の後ろの出っ張りが無くなっているのが見えると思います。
 これが無ければ、ヘルメットの下から差し込む様にはめられます。
 この場合は塗装後に接着剤で固定することになります。
胸部背面パーツ _____ 胴体
(前)−−→(後)_________
胸部背面パーツ 胴体
 ●胴体の後ハメ
 胴体部分も胸中央のフレームが塗りにくそうなので、後ハメにしておきます。
 いつものパターンだと胴体のはめ込みピンを切り取ってやるだけでOKなんですが、ストライクは背中が入り組んでいるためにそれだけでは入りません。
 そこで、胸の背面側パーツの引っかかる部分を削ってやることにします。
 赤丸で囲んであるところをニッパーで切ってヤスリ掛けするだけ。
やっておくと効果的な工作
尖っている所
尖っている所
 ●尖っている部分の修正
 後ハメではないですが、ツノやエールストライカーの羽部分など、本来尖っているところを尖らせてやりましょう。
 やらなくても良いけど、やったら絶対かっこいい工作です。
 棒ヤスリで削りました。
フロントアーマー
フロントアーマー
 ●フロントアーマー独立可動
 これもやらなくてもいい工作だけど、動かしたときに見栄えが違うのでおすすめ。
 軸の中央の出っ張りの所で切り離しただけ。
 ノコギリが無くてもデザインナイフだけで加工できますが、ゆっくりと気を付けてやってください。
 切り離したらはめるだけで抜けないようになっています。
その他の後ハメ
すね
すね

分解
分解

加工後
加工後
 ●スネフレーム後ハメ加工
 今回は部分塗装なのでやらなくても良いんですが、ついでだから紹介しておきます。
 全身塗装をする時等に参考にしてください。
 結構入り組んでいるように見えますが、実はかなり簡単なんです。
 左下の写真が加工したところ。
 1カ所を切り離し、左右2本ずつ出ている装甲取り付けピンを切り飛ばしただけです。
 ノコギリがないとちょっと面倒かもしれませんが、見えなくなるところなんで、デザインナイフで地道にやっても、傷つけても問題なし。
 切り口をヤスリで仕上げてはめようとしたら……装甲部分の中身でちょっと引っかかる。
 そこで、右中の写真のように赤丸の中を削る事にしました。
 フレームのピンの方は全部無くしちゃっても良いんですけど、最後にはめるパーツの位置あわせのためにちょっとだけ残しておきました。
 これで下からはめることが出来るようになります。
 フレームの下の方は最後のパーツを接着すれば抜けないですし、上の方は見えない所で接着できるのでOK。
 ヒザは何もしなくても大丈夫です。
組立……
組立……

引っかかる場所
引っかかる場所

終了
終了
すね内部
すね内部

ヒザ関節
ヒザ関節
 ●08小隊シリーズ後ハメ加工
 おまけとして、08小隊シリーズの1/144陸戦GMのヒザ関節を紹介しておきます。
 内部機構を見て解るように、ももとスネでヒザ関節を挟み込むようになっています。
 こういう部分は通常ヒザ関節を仕上げて、マスキングしてから挟み込み、モモとすね完成後にマスキングテープを剥がす、という手順になるんですが、面倒くさいと言う人のために後ハメしてみます。
 後ハメできない原因はヒザ関節に使用されているポリパーツです。
 これが挟み込み式なので、周りのカバーを後から接着すように分割することにしました。
前面カバー装着
(前)→(後)

前面カバー装着

背面カバー装着
背面カバー装着

隙間がある
隙間がある
 ヒザ関節カバーをポリパーツ無しで接着してしまい、本来の分割線と90度交えて、側面の穴の中央部で切り離します……これだけ(笑)
 あとははめてやれば……隙間が出来ます(笑)
 接着したいのに切り離した時の削りカス分届かない為接着が出来ません。
 こういうときは接着面に0.5mmプラ板を貼って成形、塗装してから接着してやると良いでしょう。  あまり派手に接着剤を塗るとはみ出して汚くなるので、瞬間接着剤が良いかな?
 側面の接着線はほとんど見えなくなりますので気にしないことにします。
 もし、完璧に無くしたいのであれば間接の新造が必要になりますので。
パーツ洗浄
洗浄用水
洗浄用水

パーツ洗浄
パーツ洗浄
 ●パーツを洗浄する
 一通りの工作が終了したら、パーツの洗浄を行います。
 パーツ表面には工場出荷時の離型剤やほこり、工作したときの削りカスや手の油などが付着しています。
 これを取り除くために、中性洗剤(台所食器用洗剤)で洗浄します。
 洗面所で作業するときはパーツを流さない様に十分注意してください。
 洗面器等が使えるときは良いですが、無いときは他の物で代用します。
 私は模型屋さんで塗料を4〜6本以上買うともらえる塗料ビンケースのフタを利用しています。
 耐水ペーパー用の水にも使用できて便利ですよね。
 水の中に中性洗剤を溶かし込み、使い古しの歯ブラシでこすります。
 あまり強くこする必要はありませんが、洗剤が隅々まで行き届くようにしてやってください。
 このとき磨き残し等で油分が残っていると塗料がはげやすくなります。
 塗装中に塗料をはじくこともあるので丁寧に洗浄しましょう。
 洗い終わったら水で洗剤が無くなるまですすいでやります。
 流水で洗うとパーツを流してしまう事があるので注意しましょう。
 洗面器の水を何度か取り替えながら洗ってやります。
 すすぎも終わったらタオルや、ウェス(古いシャツなどを切り出して保存しておくと良い)の上に広げて乾燥させてやります。
 水分が残ったまま塗装すると、表面のつやが無くなったり、白く曇ったりすることもあるので、完全に乾くまではじっと我慢です。


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